部活動地域展開について

鷹栖町では、国の方針を受け、地域と学校が連携して「学校部活動の地域移行」に取り組んでいます。この制度は、従来学校が中心となって実施してきた部活動を、地域のクラブ活動へ移行することで、より継続的に生徒がスポーツや文化・芸術活動に親しむ機会を提供するものです。

◆ 取り組みの目的
生徒が将来にわたりスポーツや文化活動に親しめる環境を整備
教職員の働き方改革を促進し、教育現場の負担軽減
地域との連携を深め、持続可能な活動基盤を構築
この取り組みでは、学校と地域が協力し合い、生徒にとって充実した活動の場を提供するとともに、地域の活力を高めることを目指しています。

◆ 令和8年度末までの目標
国の方針では、令和13年度末までに休日の部活動を地域へ移行することが目標とされています。しかし鷹栖町では、現在の子どもたちが充実した環境で活動できるよう、令和8年度末までに休日および平日の部活動を地域展開へ移行することを目標を掲げています。


これにより、子どもたちのスポーツ・文化活動へのアクセスをより広げるとともに、教職員をサポートし働きやすい職場環境を実現していきます。

鷹栖町では、学校部活動に代わる地域クラブを展開し、生徒がスポーツや文化活動に親しむ場を提供しています。この取り組みでは、「たかす総合型地域スポーツクラブ」を運営主体として、地域の指導者・クラブとの協力を図りながら活動を行っています。

現在、以下の3つのクラブが活動を開始しています。
・NexusBC（バドミントン）
・REDWOLVES（女子バスケットボール）
・TakasuXC（クロスカントリー）

さらに、現在学校部活動として行われている種目についても、地域クラブへの移行を進めています。対象となる種目は以下の通りです。
・男子バスケットボール
・剣道
・ソフトテニス
・野球
・吹奏楽

これらの活動を円滑に地域へ展開するため、指導者の発掘や保護者説明会を実施しながら、運営基盤を整備。準備が整った種目から順次地域クラブとして移行を進めていく予定です。

たかす総合型地域スポーツクラブは、令和5年3月に設立された地域住民のための総合型地域スポーツクラブです。

総合型地域スポーツクラブは、スポーツ基本法に基づきその設立が推進されており、地域住民が世代や興味を問わず、「多世代・多志向・多種目」でスポーツや健康づくりに取り組む環境を整備することを目的としています。

たかす総合型地域スポーツクラブでは、「生き生きとしたウェルネスなたかすへ」をビジョンに掲げ、幅広い世代に向けた活動を展開しています。
・小学生向け多種目スポーツ教室：子どもたちがさまざまなスポーツを通して体を動かし、楽しみながら成長できる場を提供します。
・大人向けストレッチ教室：健康促進や体力維持を目的に、気軽に参加できるストレッチプログラムを実施。
・コンディショニングルーム：総合体育館で運営。コンデショニングトレーナーの指導のもと、体力づくりやリフレッシュを行える専用スペースを提供。

基本情報
・会員数：373名（令和7年現在）
・事務所所在地：鷹栖町総合体育館内
・会長：宝田　庄十郎
・クラブマネージャー：内藤　直子