鷹栖町の指定文化財
北野神社獅子舞
- 指定年月日 昭和53年12月12日
- 文化財分類 民俗
由来は、旧金沢五社の筆頭たる御神格の金沢椿原天満宮の獅子舞が、江戸末期から明治初期にかけて加賀藩内に伝わったもので、そのうち富山県砺波郡旧東野尻村苗加に伝わるものが伝承された。この村の神明社に雄雌2頭の獅子があり、北海道に移住した川辺源三郎が雄獅子を譲りうけたものとされている。
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獅子舞の構成は、獅子頭に1人、胴体に5人が入り、獅子とりの少年は1人で棒、なぎなた、草刈がまが持ち物である。笛や太鼓の囃子に合わせての踊りは勇壮で男性的である。
戦時中、青年団の解散により中断されたが、その後に北野神社獅子舞保存会を設立、昭和53年12月12日に鷹栖町文化財の第1回に指定された。
しかし、構成員の高齢化、人員不足により平成16年を最期に休止状態が続いていたが、Uターンしてきた若手農業者を中心に平成22年に復活。毎年8月4日の北野神社例大祭において、力強い演舞が披露されている。
治水の碑
- 指定年月日 昭和59年8月30日
- 文化財分類 史跡
鷹栖町の中央を貫流して石狩川に注ぐ母なる川オサラッペ。屈曲した乱流は降雨、融雪時に氾濫し、田畑を侵し、人畜財産に大きな被害をもたらした。
本来、治水は国家事業でなければならないが、屈曲した河川と水田発達期における灌漑溝から放出される用水によって治水問題が起こり、大正8年に鷹栖土功組合が設立となって民間による河川改修が起工され、大正15年1月まで6年3カ月の歳月を費やし、13里余の蛇行する河川を7里余に改修した。その苦労は大変なものであり、後に分村にまで発展した。昭和2年6月1日に治水工事落成を記念して、13線9号のヨンカシュッペ川瑞穂橋近くの町有地に「治水」の碑が建立された。
碑の材石は宮城県稲井産で、碑石は高さ4m、幅1.4m、厚さ0.28m。台座は村内の渓谷から運んだ石をコンクリートで固定している。地上から頂上まで6.24mある。碑文の撰および書は当時の北海道農会長の南鷹次郎である。
なお、昭和59年に河川敷地の拡幅により、碑石の位置が北側へ移動された。
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