November 2016(広報11月号のジェニファーさんコラム)
9月に、姉妹都市青少年訪問団である、ナレン高校訪問団を鷹栖町で迎えました。生徒たちのお世話をしてくださったホストファミリーの皆さん、町内訪問先でお世話になった沢山の皆さんありがとうございました!
短い時間の中で、スーっと打ち解け合っていく双方の生徒たちを見ているのは、とても幸せなことでした。
一週間の観光を済ませ、少し疲れが出始めた頃の鷹栖町入りとなった一団でしたが、観光地とは違った日本体験を町内ですることができました。学生間の交流や飾り巻作り、パークゴルフ、外焼肉、花火体験も。
学校訪問時には、オーストラリアには無い給食文化や鷹栖高校と中学校の校内の綺麗さに感動し、合唱や吹奏楽の演奏に感銘を受ける姿も印象的でしたが、生徒たちが一番心に残ったのは、ホストファミリーの優しさとおもてなしの気持ちだったようです。
準備の段階で様々な予習はしてきたようですが、実際に日本に来てみて感じた本州と北海道、日本国内での気温差は予想以上だったようです。日本はすごく小さい国という認識から北海道とその他の地域の気温差もそんなに大きいわけが無いと思っていたみたいですね。
また、日本は想像していた通りだったかを一人の団員に聞いたとき興味深い答えが返って来ました。思っていた以上に日本は日本だったって言うんです!!食べ物も服装も、言葉もお家のスタイルも。もっとアメリカ文化を取り入れているイメージがあったのでしょうね。
英語と日本語でのコミュニケーションは時に難しく、ホストファミリーと訪問団の双方が不安な気持ちになる場面もありました。歓迎会開催時、町長からのスピーチにもあったのですが言葉の違いはもちろん、文化の違いなどに気づき、理解し合おう、伝えようと努力する互いの心があれば必ず心の結びつきが生まれます。お別れする時の生徒たちの止まらない涙を見て、あの子たちの心にはしっかり鷹栖町の家族が出来たんだなと感じました。