October 2016(広報10月号のジェニファーさんコラム)
今月はお天気について書こうと思います。
私が鷹栖に到着したのは4月1日。季節は春かと思いきや私には寒過ぎました。それからほんの数ヵ月、こんなに暑い夏を迎えるとは想像もしておらず、かといって「よし!冬よ来い!!」とも恐ろしくてまだ思えません。極寒の冬は未経験ですが、鷹栖町の皆さんが毎年寒さと上手にお付き合いしているんだと思うとクラクラしてしまいます。
冬が厳しい分、短くとも暑い夏は本当に大きな意味を持った季節と感じました。私も可能な時は、水場を求めて動き、阿寒湖にも行ってみました。
冬との気温差が最大で50度!そこで生きる鷹栖の皆さんは、世代を越え適応能力に秀でていると証明していますよね。
ゴールドコースト市では気温差が大きく発生する場所はどこにも無く、真夏と真冬の気温差もせいぜい20度でしょう。
“気温差”慣れしていない私は、毎日のほんの少しの違いにも敏感(もしかして年のせい?!)に感じてしまいます。いつも元気はつらつな鷹栖の皆さんとハイ・ファイブ!
夏と冬の気温の上がり下がりがあまりないオーストラリアでは決して味わえないこの素晴らしい四季をしっかり楽しみたいと思います。
オーストラリアは大きな国なので、気候の違いは面白いですよ。
メルボルンはオーストラリアの南東端にある比較的気温差が大きくある所です。
一方、オーストラリアの北端にあるダーウィンでは、12月から2月にかけての夏、雨期に入り耐えられないほど蒸し蒸しします。10年住んでいたことがある地域ですが、暑さに耐えられず引っ越した程です!
オーストラリアはブッシュファイヤー(山火事)の発生頻度が多く、時に人の手が付けられないほどに被害が広がってしまいます。
自然溢れた広大な土地をカラッカラな土地へと変え、人、動物様々な面に破滅的な影響を及ぼします。しかし、緑は復活します。不思議な話ですが、発芽のためにこの火を必要とする木もあるそうです。