なおみちカフェ(広報12月号の町長コラム)
鈴木直道知事が11月9日に来町され、地域の実情や抱負について聞いていただき、意見交換する『なおみちカフェ』が農業交流センター「あったかファーム」で開催された。
知事にとってもコロナ禍で地域に出向く機会も制限され、心待ちにしていた公務だとお聞きした。
農業用ビニールハウス内に特設会場が設けられ、研修生の宮本さんご夫妻と今年新規就農した川内さん、同ファームの田辺指導員、指導補佐の遠藤博一さんに出席いただいた。
最初はみんな緊張している様子であったが、知事がテーブルに置かれた「オオカミの桃」を一見し「これが有名なトマトジュースですね。いつも飲んでいます」とごくりと飲み干し「うーん、うまい。もう一杯」と場を和ませてくれ、一気に緊張がほぐれた。
農業者を目指す各人が今に至るまでの経過や苦労、目標、支えてくれる方々への感謝の気持ちを自分の言葉で飾らずに話した。
遠藤さんが研修生を自分の子ども達だと思い、厳しく責任をもって教えていると披露すると、宮本さんの奥様が反射的に「私、娘です」と手を挙げ、会場に笑顔の輪が広がった。
知事からは北海道農業の重要性と魅力、夢をもって行動する同世代の方々と支える地元の人達が織りなす「あったかすな人間関係」に期待が寄せられ「私たちも支援はもちろん、一緒に成長していきたい」とエールをいただいた。
あったかファームは、これからもキラリと輝く一等星であり続けたい。