中学校でのふるさと共育(広報7月号の町長コラム)

更新日:

  • Twitterでツイート
  • Facebookでシェア

地方創生をテーマとした東京大学教授の講演で、ずっと心に引っかかることがある。学生に「あなたのふるさとには、何がありますか」と聞くと「何もない」と答える学生が大半だと言い、ふるさとのことをあまり話さないという。
地方のさまざまな魅力や豊かさを求めて、首都圏からの移住も多くなってきている昨今、肝心の地元の子どもたちが町の歴史や産業を知らないのでは、燈台下暗しである。
そこで昨年度から教育委員会が「ふるさと共育」の取り組みを始め、今年は中学校の生徒へ「町長の授業・あったかスタディー」と題した講話の機会をいただいた。
初年度のため1年生から3年生までの全学年の資料を作成し、現在の旭橋(最初は鷹栖橋であった)以北から上川町までの広大な行政面積を有した明治25年の「鷹栖村開村からの歴史」と「農業のまち・鷹栖の今」を話した。
日本の美味しいお米の代表となった「ななつぼし」や「ゆめぴりか」が輸出されていること。ハワイでの前安倍首相と前オバマ米大統領が会談後に、たいせつ農協産米を使用しているお寿司屋さんで会食し、美味しいお米だと喜ばれたエピソードなどを披露した。
中学生も、うなずいて聞いてくれており、広報たかすや町のホームページ、フェイスブックを見て、町の出来事に「いいね!」で評価してほしいとお願いもした。
私の拙い講話から、まちの「いいね!」が、これからもっとたくさん、創られると嬉しく思う。

画像
画像
ページトップへ