コロナ渦の笑顔(広報10月号の町長コラム)
9月に入り、待ちに待った運動会が始まりグラウンドにも明るい笑顔が戻ってきた。私も出席させていただき、3密にならない安全
策を講じた「新スタイルの運動会」を拝見し、主催者のご苦労とそれに応える子どもたちの頑張りに目を細めている。
また、日常から児童福祉施設などでは新型コロナウイルスの集団感染の心配があるため、職員の方々は大勢の人たちが集まる場所は極力避けるような自粛生活を送られている。目の届かないところで、子どもたちの安全と私たちの当たり前の生活を守ってくれていることに心から感謝したい。
北野保育園長と話すと「子どもたちの成長には、運動会やお遊戯会などは大切で、特に年長児は責任と達成感が身に付く行事です。例年と違った形でも開催できるよう先生方も打合せをして、頑張ってくれている。お遊戯会は保育園ではなく、メロディーホールでできますか」と相談をいただいた。現在の状況は比較的日程の余裕があり、すぐに保育園児の今年の晴れ舞台は、たかすメロディーホールに決定した。
本年4月にスタートした新しい町づくりのキャッチフレーズは「笑顔 幸せみんなでつくる あったかす」となった。コロナ禍の中、人知れずして町内には「一人ひとりの幸せ」を実現するために、自身を犠牲にして生活する方と働く方が多くいらっしゃる。みんなでつくるあったかすな気持ちが、全ての人の幸せを創る力となることを信じて疑わない。