みんなでつくる あったかす(広報6月号の町長コラム)

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北海道内の新型コロナウイルス感染者が一時減少したのも束の間、最初の波より大きい第二波が押し寄せた。特に、札幌市や石狩管内では医療機関や介護施設などで集団感染が起こり、感染者が爆発的に多くなり、残念なことに死亡者も増加している。
幸い鷹栖町では、感染者がゼロの状態が続いているが、北海道からの3密(密集・密接・密閉)を防ぐための外出自粛の要請もあり、町内の事業者は売り上げ減少に困惑している。
町でも事業の継続支援を目的とした緊急支援金制度の創設やプレミアム商品券も当初の上乗せ率20%から30%への拡大を行うことにした。
また、コロナウイルスで大きな影響を受けている子育て世代(0歳~高校3年生まで)を対象に、「家庭教育支援事業」での図書カード。「あったかす食卓応援事業」では「鷹栖産ななつぼし」や町内産農産品の購入時に使用できる割引券。加えて、牛乳引換券も配布した。
これらの事業は、子どもたちの学習や生活を潤すだけでなく、町内農業者と商店小売業、飲食業の活性化を図るための支援である。
未曽有の経済危機だからこそ、町の産業・経済を町民みんなで守る。みんなで創る想いを大切にしてほしい。
先の見えない不安を抱えての生活は、心を闇の中へと誘いそうだが、出口のないトンネルはない。町の皆さんの笑顔と幸せを守るためにすべきことは、まだ道半ばである。

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