農業 ~ 変わるものと変わらないもの(広報3月号の町長コラム)

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若手農業者で構成するネクスト・アグリ・たかす(略称NAT)が、このたび北海道青年農業者会議・プロジェクト発表で優秀賞を受賞し、舟根純貴さん、鈴木啓太さん、門木俊郎さん、あったかファーム第1期生の瀬尾太樹さんの4人が役場を訪れ、喜びの表情の中にも真剣に研究成果を発表いただいた。
労働時間と経費の縮減を図る目的で研究した除草剤の「水口施用」は、約2㏊の水田に4か所から液状剤を流入する方法を用い、水田中心部や複数箇所で除草効果を測定。相当な時間を費やすが、今後も調査を行い説得力ある事例として、実践したいと考えているそうだ。

また、各人もテーマを提案し、多種多様の研究を進める一方、新規就農者の相談役や指導できる技術まで身につけたいと意欲的だ。
あったかファーム1期生も2年間の研修を修了し、これからは町内で各々に農業者として活躍の場を広げることになり、老若男女関わらず多くの町民との公私を越えた交流は、学ぶことも多いだろう。

自然相手に失敗や想定できない苦労があるかもしれないが、良き友や先輩を頼りにして農業技術を高め、多くの方に「心豊かで健康なたかすの暮らし」を発信できるようストレスの少ない農村生活を楽しんでもらえればうれしい限りだ。
いつまでも、人にも、与えられた自然環境にも謙虚であり、感謝の気持ちを忘れない農業者であって欲しいと思う。

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