うれしい訪問者(広報12月号の町長コラム)

更新日:

  • Twitterでツイート
  • Facebookでシェア

11月のある日、町長室に鷹栖中学校出身の男子大学生二人が顔を見せてくれた。二人は今年4月に、東京圏の大学に入学しており、中学校時代はクロスカントリースキー部の選手でライバルであり、それぞれ高校でも活躍。現在も大学のスキー部に籍を置いている。今回も、雪質の安定した旭岳での練習のため帰省したところ、偶然出会い、二人で相談して町長室を訪問してくれた。

二人の将来の目標を伺うと、一人は教職員、一人は行政職員を目指して、日々勉強しており、単位取得のためにはスキーの練習時間がままならず、コンディションを上げていくのが大変だと、真剣に話してくれた。

それでも、ふるさと鷹栖町のことは気になるようで「町総合振興計画」や「人口減少問題・子育て支援」「農業・産業」など、多方面にわたり質問され、熱心にメモを取っておられた。

私もついつい饒舌になり、大学生協が取り扱う学生食堂のお米の90%以上は、北海道の「ななつぼし」を使用しており、美味しいお米の代表であることや鷹栖産米は海外にも輸出されており、現地で精米され、高級日本食店などでの人気が高まっており、これも農家の方々の努力の結晶であると伝えた。

進学や就職で町外へと旅立つ若者が多いのは寂しいことだが、二人のように安心して笑顔で戻れる「場所と人々の絆」があることが、町一番の魅力であり、私たちが未来永劫に大切に守り育てていきたい財産である。

画像
画像
ページトップへ