2019年 鷹栖町長 新年のごあいさつ(広報たかす1月号より)
町民の皆さま、あけましておめでとうございます。平成31年の輝かしい新年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
昨年は、大雨や台風などの災害が多い一年となり、最大震度7を観測した「北海道胆振東部地震」が発生
しました。道内全域で一時的に電力供給が停止し、災害の恐ろしさや備えの大切さを身にしみて感じました。災害により犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
昨年4月に開設致しました、農業交流センター「あったかファーム」では、新規就農希望者4名が栽培技術や経営などの研修に努め、生活拠点も町内に移すなど、活気ある農業づくりの担い手として期待しております。また、事業継承事業でも昨年から新規就農者2名が加わり、新年度も農業者になるべく、志を抱いた青年たちが来町することとなっております。それに呼応するように、若い農業者たちの経営意欲が活発化していることも心強く感じております。
昨年プレオープンしました「鷹栖地区住民センター」は、多くの世代が集い交流する「まちの拠点」として賑わいを見せています。図書室には、多くのジャンルの書籍や雑誌を配架しており、親子で絵本を楽しむ姿や学生が読書室を活用し学習する姿も見られます。今後も、多世代にわたり親しまれる施設として、多くの皆さまに利活用していただければ幸いと存じます。
平成22年度からスタートした、10年間のまちづくりの指針「第7次総合振興計画」も終盤を迎えております。これまでを振り返りながら、町の課題や進むべき方向性を明確にし、地域の魅力を生かしたまちづくりを進めていくことが必要です。2020年度から始まる「第8次総合振興計画」の策定に向け、町民の皆さまと共に未来を考えるワークショップやセミナーも開催しております。人づくりはまちづくり。ライフステージに応じた、さまざまな世代の希望が叶う暮らしの実現に向け、今後も「協働のまちづくり」に取り組んでまいります。
鷹栖町は昭和44年1月1日に町制を施行し、今年で50周年を迎えます。町民の日である8月8日には、記念式典を新しい鷹栖地区住民センターで開催します。ふるさと鷹栖を築き、守ってこられた先人たちに感謝し、歴史を振り返ると共に、ふるさとに思いを馳せる1年にしたいと存じます。
結びに、本年も町民の皆さまとの対話を大切にしながら、誰もが笑顔で生涯にわたって安心して活躍できる「ふるさと鷹栖」の実現に向けて邁進してまいりますので、一層のお力添えをお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。