石井選手の引退試合(広報11月号の町長コラム)

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日本ハムファイターズの石井裕也投手の引退試合が9月30日に札幌ドームで行われた。平成25年に鷹栖町の応援大使に任命された彼は、先天性難聴というハンディキャップを抱えながらプロ入りし、終盤の勝ちパターンに全力投球する雄姿が実に清清しくファンも多い。引退試合の登板も二死二塁のピンチであったが、剛速球で西武の秋山選手を打ち取る力強い投球であった。石井投手には、過去に少年野球教室や小学校・養護学校の交流会も開催していただき、実直な態度と輝くような笑顔が印象的なスポーツマンの鏡のような人だ。
私も人柄に惚れ込み、年に数回、手紙をしたためていた。石井選手からも『ふるさとまちづくり応援基金』への寄附やサイン色紙を贈呈いただくなど、常々鷹栖町を気にかけてくれていた。
引退を決意されたと新聞で知り、これまでの活躍を労い、感謝の言葉を速達で伝えさせてもらい、30日の試合前に面談させていただく幸運を得た。
引退セレモニーでは「支えてくれた家族やファンに感謝の気持ちを伝え、14年間の選手生活は幸せでした」と晴れやかにあいさつされ、球場から割れんばかりの拍手と大歓声が送られていた。最後まで全力投球で打者に向かい続けた野球人生に一点の曇りもなかったのだろう。
試合前にいただいたファン全員に向けた14 年間の感謝の言葉「ありがとう」とサインされたユニフォームは、役場ロビーに誇らしく展示されている。

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