顔の見える「まちづくり」(広報6月号の町長コラム)
4月から始まった新年度も早2ヵ月を過ぎ、新たなスタートを切った人たちも環境に慣れてきた頃だろうか。恒例の『春のまちづくり懇談会』も5地区で開催させていただき、初めての試みとして保健師と管理栄養士も出席し、町の健康づくりの取り組みや町民の健康の特徴のお話をする機会を得て、顔の見える関係づくりに努めるよう心がけた。
特に保健師は新採用職員として2名(福原保健師・棚瀬保健師)が新戦力として加わり、名前と顔を知ってもらい、二人とも経験を有した社会人採用であり、安心して声を掛けてほしいとお話した。
役場職員も世代交代が進み、町民の方からは「名前と顔が一致しない」との声も聞こえてくる。そこで若い職員の研修として、田植えなどの農作業研修や公民館活動の支援参加を義務付けており、皆さんとの信頼関係も徐々に深まっていると感じている。
また、再来年度からスタートする「第8次町総合振興計画」を策定するために、まちづくりワークショップ(座談会)も数十回行い、多くの町民の方の声を聞き取り、積極的に住民参加型の計画を立てようと意気込んでいる。
町民と役場職員は、「対話」という仕事を通しての関係だけではなく、職員が一人の町民として信頼され、普段からまちづくりを「会話」として双方向で話せる関係が理想だと思っている。その原点は「現場」にあり、生活者目線であることを肝に銘じて、新たな町の総合振興計画を共に創りたい。