まちづくり懇談会とリサイクルスキー(広報2月号の町長コラム)
「住み良い町・地域を創る」ために、春と秋の2回、私と副町長・教育長と課長などが出席し、まちづくり懇談会を開催している。しかし、参加者の固定化や女性が発言しにくい雰囲気があるとの反省を踏まえ、今年度は一部地域で小テーブルのカフェ形式にして、それぞれが分かれて入り、雑談を交えながらテーブルを移動する方法をとった。その結果、例年より多くの方々においでいただき、「生活に密着した話題も多く、初めて出席したが緊張した雰囲気がなく、話しやすくて良かった」と最近、声を掛けていただき、喜んでいる。
昨年、あるお母さんから「子どもの成長が早く、スキーが傷んでいないのに、使わないのはもったいない。町内でリサイクルできると良いと思う」と、懇談会で提案をいただいた。
眠っている「財産」を、リユース(再活用)する環境にやさしいアイデアである。早速、社会福祉協議会に相談したところ、「良いアイデアなので、まずはやってみましょう」と二つ返事で快諾いただいた。多くの方の目に留まりやすいように、スマートフォンを活用し、大きさや写真を掲示。子育て世代に瞬く間に広まり、昨年と今年で50組以上のスキー用具の縁結びをしていただいた。
大好評のリサイクルスキー事業は、皆さんのお知恵と社会福祉協議会の行動力・発信力が「新たな絆」を生み出した成果であり、現代の高齢化社会を楽しく生きるヒントが隠されているような気がしている。