健康寿命(広報10月号の町長コラム)

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9月15日に町老人会主催の『長生き感謝祭』が開催され、今年度100歳を迎えられる6名の方が紹介され、当日出席の3名に内閣総理大臣からの祝い状と銀杯を手渡した。

平成28年度末には、100歳以上の方は全員で15名になり、このうち2名の方が、自宅で元気に家族と一緒に生活されている。

日本で定義している高齢者(65歳以上)人口は、鷹栖町では最近5年で約200人増加しているが、介護保険の要支援・介護認定者数は、約400人と、ほぼ横ばいの状況である。

団塊世代の若くて元気な高齢者が多くなったことも要因であるが、特に介護を必要とする要介護3以上の高齢者が増加していないことも大きいと思う。

町では、高齢になっても地域や自宅で生きがいを持って健康に生活する「健康寿命」を延ばそうと、多くの健康教室等を催しているが、鷹栖さつき会などの在宅介護支援もご本人や家族の生活を支え、目には見えない「大きな安心」となっているに違いない。

さらに現在、鷹栖さつき会との協働事業で、今より一歩進んだ中高年の方の健康増進を目的とした町内初の「フィットネスクラブ」を来春、北野東町内にオープンしようと計画している。介護が必要な方も元気な方も専門の先生の指導の下、トレーニングマシンを使用して、衰えた筋力や体幹機能を増強し、より健康で生きがいのある生活を送ってもらおうと考えている。

大きな充実感と明るい笑顔が、新たな場所から誕生する日が待ち遠しい。

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