森林(もり)と語り合う(広報6月号の町長コラム)

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コープさっぽろが主催した「コープ未来(あした)の森づくり 植樹祭」が、5月14日に北野地区の町有林で行われ、町内外から約50人の方が参加した。植樹祭の費用は、買い物時にレジ袋を辞退すると自動的に寄付される仕組み(1枚につき0.5円)で、鷹栖町が昨年度、指定を受け、今年で二回目の植樹作業となった。

開会式では、上川南部森林室の鈴木室長が「森林は自然を守り、農業環境の基礎も作り、地球の生命全てにとって、大きな役割を果たします。みんなで森林を大切に守り育てましょう。」とあいさつがあった後、町森林組合の山田参事や道職員のみなさんにご指導をいただき、参加者はトドマツ200本、アカエゾマツ175本、ミズナラ25本を丁寧に植えつけた。

苗木は、成木になるまで60年以上の年月を費やすが、ゲリラ豪雨などの異常気象が多くなった今では「緑のダム」として、葉や根で雨水を貯水する機能を発揮し、減災効果をもたらしてくれる。

今年は、パレットヒルズの入り口付近の町有林(3.7ha)を町民有志の方たちと整備することにしている。将来的には、遊歩道を作ったり、生き物観察会、読書会、間伐材を利用した木工体験や炭焼き体験もできないだろうかと、夢を膨らませ話し合いをしている。

森林はいつも呼吸をしている。しかし、放置したままだと本来の役割を果たせないまま老化してしまう。

私たちは、良き友人として、もっと森林(もり)との会話を大切にしなければならない。

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