ゴールドコースト市民の笑顔
平成7年に姉妹都市提携を結んだオーストラリア・ゴールドコースト市に、私と新田町議会議長を含む友好訪問団16名が20周年記念行事に招かれ、このたび訪問させていただいた。人口7,000人余りの北海道の小さな町が、南半球の人口50万人を超える観光都市と姉妹都市となり、当時大きく報道されたことが懐かしい。
11月4日に開催された姉妹都市提携再確認式は市議会議場で行われたが、トム・テイト市長は、訪問団にサプライズな歓迎を用意されていた。車から降りると会場まで「レッドカーペット」が敷かれ、両脇には市長や議会議員、歴代アシスタント、市民の大拍手の列に20年前の市長であったレイ・スティーブンス氏の笑顔も並ぶ。地元テレビ局も私たちの訪問を歓迎してくれ、「天にも昇る喜び」とは、このような気持ちを言うのだろう。
鷹栖町のホームページでゴールドコースト市を紹介してくれているHIDEさん(池田英臣さん)とも初めてお会いし、思わず抱き合って喜びを表現したが、これまで多くの人々が築き上げてきた「絆」を思い起こすと胸が熱くなる。
式典では、20年間の有意義な交流は、かけがえのない財産であり、青少年の相互交流プログラムは国際人としての視野を広げ、成長する大きなチャンスとなっている。「大切な友人」である両都市は、10年後、20年後も交流を続け、市長と交わした「20年の信頼の握手」は、新たな出発への約束となった。