老人会の歩みと向上心
昭和31年9月15日に設立された鷹栖町老人会が今年60周年を迎え、記念式典がメロディーホールで開催された。式典の前に控室で記念誌を進呈され、拝見すると老人会発足からの「健康・友愛・奉仕」の活動、会員皆様の人生回想など、戦中から現在までの軌跡が綴られており、老人会の『自らで考え自らで実践する=自立自営』の精神が垣間見え、諸先輩のご労苦や未だ衰えることのない向上心に、つくづく敬服の念を抱く。
また、今年度は北海道老人クラブ連合会の副会長兼女性委員会委員長(会員数14万人超、女性会員8万人超)に出口ハル子さんが就任された。9月発売の「月刊メディアあさひかわ」に2ページにわたり掲載されているので、町民の皆さんにもぜひ、紹介をしたい。
~「みんなの意見を聞きながら、お互いに感謝の気持ちを忘れずに仲よく、笑顔で活動する老人会にしたい」と、温和な表情で控えめだったそうだが、自分のことになると「健康が一番。健康であったら、どんなことでも今の一つ上、二つ上のことができます。」と前向きに話された。~
健康であることに感謝し、健康だからこそ皆に愛情深く、奉仕の心をもって、何事にも向き合う。今あることに満足することなく、更によくなるように日々努力をする。
戦前から戦後の激動の時代、家族のため、社会のために、頑張ってこられた「82年の人生」を凝縮した言葉を前に、私の精神(こころ)が今までにも増して奮い立たされた。