「井の中の蛙」にならぬように

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7月1日に内閣府課長補佐であった中村明恵さんが、地方創生を支援する「人材支援制度」により、鷹栖町に着任され、美味しい空気と水道水と食べ物をエネルギー源として、はつらつと、新たな「まちづくり」に向き合っている。

中村さんに、転勤に際し不安はなかったのかと尋ねると「子どもの教育と病院」だったという。しかし、子どもたちが学年関係なく、分け隔てなく一緒に元気に生活する姿を目にし、「子どもにはこういう土地で育ってもらいたいというものが全て揃っています。それに北海道は医師不足のイメージがありましたけど、鷹栖町内に病院もあり、旭川市の産婦人科、小児科にも30分以内で安心して通院できるし、また総合病院も多く、かえって首都圏より環境が良いので、もっとPRした方が移住者も増えますよ」と進言してくれた。

また、4月から農林水産省より2年間の交流人事で派遣されている西元哲生さんも、初めての農業現場に目を輝かせている。日中の田植え作業では、慣れないせいもあり、やや体力不足を感じたが、夜の部は、さすがは霞が関で鍛えられた体力で、農家の方との会議、後の交流会では実力を発揮。「この恵まれた農業環境は、都会の人も絶対来ますよ。新しい人材を呼び寄せるために今、思案中ですから」と、滑らかな口調につい微笑んでしまう。

道内出身者100パーセントの役場職員の「当たり前感覚」を「覚醒」させる二人の強力(協力)助っ人の存在は、実に刺激的で頼もしい。

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