少子高齢化と社会保障(広報たかす8月号より)
先日、内閣官房参与(社会保障・人口問題)である山崎史郎さんからご案内をいただき、8月30日にメロディーホールにおいてリトアニアのオペラ歌手ヴィクトリアさんのコンサートと標題の講演会を開催する運びとなった。
山崎さんは「ミスター介護保険」と呼ばれ、介護保険法立案等に中心的に関わり、その後も少子高齢化を見据えた人口問題や社会保障を専門とされ、内閣官房地方創生総括官、リトアニア特命全権大使などの要職に就かれていた。今回はリトアニア最優秀オペラ歌手として2度の演劇文化賞を受賞したヴィクトリアさんの来日が重なり、光栄にも鷹栖町にお声を掛けていただいた。
一方、昨年出版した小説「人口戦略法案」は話題を呼び、多数のニュース番組等にも出演されている。運良く私は首長の政策勉強会からご縁をいただき、平成29年には当町での「地方創生講セミナー」でも対談し、ご教授を賜った。
日本は少子高齢化が進み、政府も「異次元の少子化対策」に本腰を入れる中、山崎史郎さんが考える人口問題への処方箋をお伺いする貴重な機会でもある。特効薬はないとは言われているが、全国的に見た20〜30歳代若年層の人生設計の変化や考え方から見える人口推計は明らかであり、待ったなしの状況に山崎さん曰く「残った課題を総ざらいにして一気に
遅れを取り戻す覚悟」が求められている。将来への明るい第一歩を踏み出すためにも多くの方に聴取を願いたい。